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サン・ヴィット攻防戦。 [ミリタリー]

 ええ、昨日は大層な雪でございましたな。幸い積もりはしません
でしたが。東京地方とその周辺の県はひさかたぶりの雪が続く休日
となりましたけれども。

 わたくしはこんな悪天候でも戦はせねばならない、という非情の
掟に従って出撃したのでございます。英海兵隊コマンドウは独軍の
突出を阻止すべく米軍の反撃に悪天候を突いて加わったのですよ。

 しかし現地に到着してみれば、結果20人以上が雪景色を楽しみつつ
市街地を見立てたフィールドで激しい攻防戦を繰り広げる、という、
欧州第二次世界大戦モチーフのゲームでは夢のような状況であった
わけなのでした。ボタ雪の降りしきる中、立ち止まって潜んでいれば
みるみるうちに肩にヘルメットに雪が積もり、動きを止めれば凍え、
さりとて下手に動けば危険だし、それでも戦わなくてはならない、と
いう生々しい状況では、水野晴雄閣下の明言が非常に身に染みます。

 「戦争は、いかん!」(棒読みだが力強く)

 思うに、反戦団体系の人とか、ものすごく勘違いしていると思うの
ですよね。

 本物の外国軍を含む軍隊が国中を占領したり、軍事作戦で立ち入っ
たりしてそこいら中をうろうろしていて、やりたい放題に暴れている
だとか、軍事政権の圧政下にあるわけでないから、古い軍服をお遊び
で着たり、本物の銃器の脅威にそんなに晒されていない社会だから
こそ、おもちゃの銃で撃ち合ったりする遊びが安心してできるわけで。
サバイバルゲームをやっている人に「軍国主義反対!」だとか抗議を
したり、「汚らわしい!」と突っかかるそのテの人達は、ものすごく
見当違いの事をしている自覚がないように思います。

 代償行動なのかとも考えられますけど。本物の銃を持った軍には
怖くて抗議したり喧嘩売ったりできないけど、そうでないとわかって
いる似たような姿を好むくらいの反撃して来ない一般市民には因縁を
つけて溜飲を下げる、のような。

 本当に軍隊の脅威に抗議したいなら、敗戦以来未だに日本を占領
して実際に多数の軍事基地を持ち、兵隊が街に繰り出して占領国特権
で乱暴狼藉をしたりしているアメリカ軍に抗議に行けばいい筈ですが。
日本中のどこでも、地域の詳細地図とか見れば一目瞭然ですよ?
あなたの住んでいる場所にも、割と身近に米軍管理施設というものが
転々とあったり、大きな基地があったりします。軍事上そこを利用
できればおいしい場所、例えば通信中継施設を作るのに便利な山頂、
航空航法関係、補給端末、元々旧軍が使っていた飛行場、軍港施設。
それに文官が勤める施設類など、それはもう多岐にわたって日本の
国土を立地の条件がよい所を優先的に好きに利用していたりして、
身近に米軍さんだったらいくらでもうろついているんですけどね。
そっちに抗議というか因縁をつけにゆけばよろしかろうに。別に
沖縄まで行かなくてもご近所でお気軽に抗議活動ができますよ?
と教えてあげたく.......というか言い返してやりたくなります。

 ミリタリー趣味の業界の人達にも、エアガンメーカーなどにも、
むしろ声を大にして自信を持って主張していただきたい。

 「サバイバルゲームこそが、平和の象徴です。」

 平和だからこそ、シミュレーションの世界で戦争ごっこができる
のですよ。

 その上で襟を正して、自分を律して、実際の暴力を憎み、戦争を
憎んでいればこそのサバイバルゲーム。それに「軍国主義の片棒を
担ぐつもりか!軍靴の響きが聞こえる!」などと攻撃するのは、何かが
根本の部分で間違っている気がいたします。

 まあ確かに軍靴の音は聞こえるでしょうけれど。実際に履いてるし。

 濡れてしまったDMSアンクルブーツの乾き具合が気になります。
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