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逞しくあれ、私達は生きている! [雑記]

 東北の大震災以降、今も地震活動が続いています。石巻の知人、
旧称殺人向日葵こと六条一馬さんの無事もようやく確認できました
が、メディアから流れてくるあちらの日常は想像を絶する過酷な
状態のようです。また、多くの方々がお亡くなりになられ、心から
悼む気持ちで一杯になっています。

 どんなにこの世で身分や待遇が違えども、全ての人間に等しく
逃れようもなく訪れるもの。それが、死である、とは、一休和尚が
説いていらっしゃった言葉でしたでしょうか。一瞬先には自分が死
を迎えているかもしれない、という現実。わたくしも一度死にそう
な事故に遭って、それ以降の人生が大きく変化したことを思うと、
まさに先の安楽を期待して悪行に走り、他人を蔑み貶めて保身を
するよりも、今この一瞬々々を大切に、全力で、悔いの残らない
よう、恥じ入る事のないよう公正明大に天道に背かず正しき人と
して生きることの大事さをいたく感じます。

 生き残ることも、生き続けることも地獄の今の世の中ではありま
すが、それでもこの胸に命の炎が燃え続けている限り、生きる義務
があるのだとわたくしは思っております。人の生まれること、人生
に意味などなくても、生き続けること、それこそが命題なのだ、と。
死にたくなくても死んでしまうことのある儚い人の人生というもの、
それだからこそ、生きている人間には生き続ける意味があるのです。

 生き残った方々には、お亡くなりになった方々の消えてしまった
命のともしびを、代わりに燃やし続けてあげることができます。
例え非力であろうとも、力及ばず具体的な復興業務に携われなくと
も、生きて生きて生き抜くことが、なによりの供養になると思います。
立ち上がりましょう、再び。ごはんを食べて、そのひと欠片ももはや
口にすることができなくなってしまった、お亡くなりになった皆さん
の代わりになって、この世のあるがままの姿を、日常のなりわいを
取り戻すことからはじめましょう。全てが元通りになることは不可能
ですが、新しい日常を今、ここから作り、はじめましょう。

 全ての年代、今そこに生きている方すべてが、今も新しい日常を
作り上げているのです。頑張りましょう。遠く離れたわたくしの在所
でも、町工場はフル回転して復興を助けるべく働き始めています。
物流が、生産が、全てのマンパワーが日本全国であなたたちを支える
べく脈動をはじめています。政治とか腰抜け官僚とかは放っておいて、
生き続けているわたしたちはみんな同じ思いで、被災した各地に行き
わたるだけの物資を生産し、ものを運び、経済活動を続けています。
震災で大きな被害を被っていない土地のわたくしたちも、一緒になって
頑張っています。どうか、その力を信じていて下さい。一歩、一歩、
あなたたちのところにこの日常が近づいてゆきます。待っていて下さい。
その命のともしびを明るい色に輝かせられるようになるその日は、必ず
やって来ますから。一緒にあの「普通の日々」を取り戻しましょう。

 震災の被害で今なお苦しむ東北、茨城県、千葉県のみなさんに、
心よりの応援を申し上げます。
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